このページの本文へ
ここから本文です

第22回 世界一クリーンな日産のディーゼル技術

2007年10月23日

モータージャーナリスト=清水 和夫 氏

日欧逆転!? 日本メーカーがディーゼル開発を推進

面白い現象が生まれている。

今まで環境技術に関しては「日本はハイブリッド、欧州はディーゼル」と決まっていたが、最近は逆転現象が起きているのだ。日本のジャーリストは欧州で人気が出たクリーンディーゼルに首ったけ。一方、欧州のジャーナリストはハイブリッドに強い関心を示している。

いかにハイブリッドが環境に優しい技術とはいえ、元になる内燃エンジンはますます進化する必要があるだろう。「ガソリンはディーゼル並みの効率を、ディーゼルはガソリン並みのクリーンさを」というのがそれぞれのエンジンに課せられた開発目標である。

ディーゼルというと欧州が進んでいると思われがちだが、エミッション技術では日本は侮れない。なにせ日本メーカーが世界で強くなったのは、1970年代に米国「マスキー法」をホンダが世界で初めてクリアし、トヨタや日産が後に続いたからだ。従ってガソリンエンジンで培ったエミッション低減の基盤技術は、欧州に負けないものがある。

つい最近では、ホンダが「Euro5」(次期欧州排出ガス規制)に合致するクリーンディーゼルを開発し、米国の連邦基準「TierⅡBin5」もクリアするディーゼル技術を発表している。ホンダは、来年には欧州に続いて、日米のマーケットでもクリーンディーゼルを販売する計画だ。

ホンダに刺激されたのか、他の日本メーカーもクリーンディーゼルの投入を計画している。そのなかでも特に注目したいのが日産だ。

日産は「Euro5」をクリアできるクリーンディーゼルをSUV「エクストレイル」に搭載し、欧州で販売している。しかもライバルの日本メーカーができないATを組み合わせているのだ。

このクリーンディーゼルはホンダと同じく「TierⅡBin5」もクリアすることが可能だが、さらにもっとクリーンなディーゼルを開発しているという。まだ実験段階ではあるが、神奈川県横須賀市追浜にある日産の総合研究所を訪れ、世界で最もクリーンなディーゼルを取材した。

クリーンディーゼルを搭載したスカイライン

クリーンディーゼルを搭載したスカイライン

バックナンバー

ここから下は、過去記事一覧などです。画面先頭に戻る バックナンバー一覧へ戻る ホームページへ戻る

記事検索 オプション

SPECIAL

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る