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オオカミの絶滅

シカたちがこのように増えてしまったのには、日本の山や森からオオカミが絶滅してしまったことも遠因しています。

日本人は、100年程前に、エゾオオカミとニホンオオカミを滅ぼしてしまいました。シカは、本来ならばオオカミたちに襲われることを前提にして生きてきた動物です。このため、オオカミに襲われて目減りする部分を補うために、繁殖力も少し強めにプログラムされています。

ところが、いわばその “コントロール係”であったオオカミを人間が滅ぼしてしまったのです。その結果、自然界でシカを制御できる動物がいなくなり、シカが本来持つ強い繁殖力がそのまま裏目に出て、今日の姿があるといっていいでしょう。


シカの角は毎年抜け替わり、こうして落ちた角はノネズミなどの小動物のカルシウム源になります

シカの角は毎年抜け替わり、こうして落ちた角はノネズミなどの小動物のカルシウム源になります
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シカに幹の皮をかじられないように、ネットを張った植林地

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