オオカミの絶滅
シカたちがこのように増えてしまったのには、日本の山や森からオオカミが絶滅してしまったことも遠因しています。
日本人は、100年程前に、エゾオオカミとニホンオオカミを滅ぼしてしまいました。シカは、本来ならばオオカミたちに襲われることを前提にして生きてきた動物です。このため、オオカミに襲われて目減りする部分を補うために、繁殖力も少し強めにプログラムされています。
ところが、いわばその “コントロール係”であったオオカミを人間が滅ぼしてしまったのです。その結果、自然界でシカを制御できる動物がいなくなり、シカが本来持つ強い繁殖力がそのまま裏目に出て、今日の姿があるといっていいでしょう。
この連載のバックナンバー バックナンバー一覧へ 画面先頭に戻る
- 第24回 「餌付け」はいけないことと言うけれど… (2008/11/28)
- 第23回 渡り鳥たちの季節 (2008/11/14)
- 第22回 ハクセキレイが教えてくれる環境変化 (2008/10/31)
- 第21回 ヌートリアのいたずら (2008/10/17)
- 第20回 シカの被害に悲鳴をあげる日 (2008/10/03)




