第20回 シカの被害に悲鳴をあげる日
2008年10月3日
北海道の牧草地で
今から30年ほど前のことです。
北海道根室市にある牧場脇の道路を車で走っていると、3頭のエゾシカが牧草を食んでいました。
当時は、まだエゾシカが珍しかったので、僕はさっそく車を停めて、車内から望遠レンズを構えました。
ところが、その瞬間にエゾシカは猛烈なスピードで走り高跳びよろしく、牧柵をひとっ跳びで越えて裏山に消えてしまったのでした。
そのジャンプ力の凄さには驚きましたが、それ以前に“牧草を食べていた”のにも、ある意味で感動しました。野生のシカが牛や馬の餌である「牧草」を食べるということは、これは人間による牧畜からの「餌づけ」であると感じたからです。
ちょうどこの頃は、北海道の原野を切り開き、牧場開発がほぼ終わった頃であり、広大な面積が牧草地に変化している時でした。
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