第8回 カラスが面白い
カラスの巣の不思議
長野県の南部にある天竜川河畔の脇にあるヤナギの木に、こんもりと黒い固まりがありました。
とある春の日のことです。私はそれがカラスの巣であることが分かりました。
新しそうな外観でしたが、どうやらカラスはいないようです。
その時私は、カラスの卵がどんな色をしているのかを見てみたくなり、ヤナギの木によじ登っていきました。
地上12mほどのところにある巣には、簡単にたどり着つくことができました。そして、内部を見て驚きました。
巣の中には卵が4つあったのですが、それぞれに斑点があり、地味ながら個性のある模様をしていたのです。
しかも、卵の周りにある「産座」といわれる部分には、色んな獣たちの毛が敷きつめられていたのには、重ねてビックリしました。
タヌキの毛、犬の毛、人間の毛…それぞれに特徴のある「毛」がそこにあったのです。私は、カラスが卵を育てるために、巣を中心とした周辺の環境を実によく観察し抜いていることに度肝を抜かれました。
この連載のバックナンバー バックナンバー一覧へ 画面先頭に戻る
- 第24回 「餌付け」はいけないことと言うけれど… (2008/11/28)
- 第23回 渡り鳥たちの季節 (2008/11/14)
- 第22回 ハクセキレイが教えてくれる環境変化 (2008/10/31)
- 第21回 ヌートリアのいたずら (2008/10/17)
- 第20回 シカの被害に悲鳴をあげる日 (2008/10/03)



