このページの本文へ
ここから本文です

懐かしいレコード盤がボウルに変身

こうして今や世界各国のミュージアムショップなどでお馴染みになったプリント基板のステーショナリだが、記録媒体の再生デザインといえば、レコードボウルが先輩格だ。

もはや使われることがなくなってしまったLPレコードを、お気に入りのレーベルもそのままに簡単な加工でボウルへと変身させる。この生まれ変わりの鮮やかさが人気で、すっかりポピュラーになったレコードボウルも「記憶のデザイン」の代表選手だ。こちらは個人の持ち物として死蔵されている資源を生かすのだから、材料には事欠かない。

プリント基板が電子の記憶媒体としての使命を終えたあと、メモ帳というアナログな記憶媒体へと生まれ変わるように、もう使わないフロッピーディスクをバインダーの表紙にしたり、CDを独楽(こま)にしたり、製品としての使命を終えた電子媒体も工夫次第で色々な使い方がある。

どの場合にも共通しているのは、現役時代は性能第一の情報メディアが持っている工業製品ならではの美しさを引き出すことで、素材に“新たな価値”を与えているということだろう。

Vinylexレコードボウル

Vinylexレコードボウル(Jeff Davis)。ポップコーンなどのお菓子を入れてもいいし、小物入れとして使ってもいい
(クリックすると拡大した画像が開きます)

こちらはカラフルなレコード盤のボウル。形もお椀型(左)と段の付いた型(右)などバリエーションがある
(クリックすると拡大した画像が開きます)

LPレコードのレーベル部分をくり抜いたコースター。1枚1枚異なるデザインで、テーブルの上も思い出に彩られ賑やかに(左)。CDの「回る」という記憶をデザインした独楽(Jerry Elmore,D)(右)

レコードクロック。レコードの溝をつぶさずに文字を浮き上がらせる技術はお見事!



バックナンバー

益田 文和

インダストリアルデザイナー。株式会社オープンハウス代表取締役。LLPエコデザイン研究所所長。東京造形大学デザイン学科教授。

エコデザインの第一人者として地球環境を見据えたエコデザイン、サステナブルデザインをテーマに幅広く活動。プロダクトデザインのほか、企業へのデザインコンサルテーション、日本各地での地場産業振興、国際的な各種プロジェクトにも携わる。

ここから下は、過去記事一覧などです。画面先頭に戻る バックナンバー一覧へ戻る ホームページへ戻る

記事検索 オプション

SPECIAL

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る