第17回 ゴミの国の宝物
空想の国“Westeland”からやって来た
ゴミから生まれた宝物
フィンランドのSECCO(セッコ)という会社の創始者で、CEOでもあるMaarit Partanen(当時はNinaさんとお呼びしていた)さんと、共同代表のIsabella Haasさんにお会いしたのは、2005年の6月。東京で開かれた展示会でSECCOの商品を紹介するために来日された折だった。
当時イザベラさんはエコデザイナーのネットワークであるo2の活動記録をまとめていて、o2Finland(オートゥ・フィンランド)の代表も兼ねていた。o2創立直後から活動に参加してきた私に当時の話を聞きたいという、取材のためのミーティングであった。
翌日、せっかくなので展示会も見ようとSECCOのブースに出掛けていったところ、とても面白いので我が社の通販サイト「エコみやげ」でも扱わせてもらうことにした。
SECCOというブランドは、そのコンセプトが大変ユニークだ。
空想の世界“Westeland(ウェイストランド、ごみの国)”で生まれたブランドだという。この設定自体、いかにもムーミンの国、フィンランドらしいのである。ゴムタイヤの丘の間の小さな村ウェイストランド。小高いコンピューター山から流れてくるキーボードの川、村を囲む森に生えたレコード盤の塔が雲を突く……。
そんな“電子ゴミ時代”のウェイストランドで尽きることのない、廃棄物の流れのなかから見付けた素材を宝物に変身させた“The Treasures of Wasteland(ゴミの国の宝物)”が、SECCOの商品だという。
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