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第13回 かつて本物の蛍光灯だった、蛍光灯型の一輪挿し

2008年2月1日

デザイナー=益田 文和氏


思いのほか難しいガラスのリサイクル
放置されてきた蛍光灯の廃棄処理

ガラスのリサイクルというのは、ちょっと考えると、古いガラスを溶かして新しい型に流し込めばよいのではないかと思えるのだが、実はそんなに簡単なものではない。

強度や透明度など、その用途に応じて必要な性質を与えるため、成分が調整されているからだ。見た目にはそれほど変わらないように見えるびんとグラスでもその成分は異なるし、建材や産業用資材、工業製品の部品にいたってはさらに複雑だ。

ガラスはガラスでも、それぞれ異なる材料で作られていると考えたほうがいいだろう。その意味では、プラスチックなどのリサイクルとなんら変わるところがなく、分別が難しい。

さて、日常的に使い捨てにされる電球や蛍光灯も、ガラスをたくさん使う工業製品だ。

特に蛍光灯は水銀を含むガスが封入され、管内には蛍光物質が塗布されている。そのまま廃棄すれば環境汚染にもつながるため、適正な処理には特殊な設備やノウハウが必要だ。

そこまで知らされれば、家庭や職場で使い終わった蛍光灯は割れないように回収し、専門業者によってきちんと処分されるべきだと、誰でも考えるだろう。だが、日本ではつい最近まで、そのまま埋め立て処分されていたのである。

この問題に対し、かねてから廃蛍光管のリサイクルに取り組んできた企業がある。

その先駆者の1つが、石川県の金沢市にあるサワヤだ。以前、「ECO JAPAN」で取り上げた松徳硝子(東京・墨田)のリサイクルグラス「e-glass」(詳細はこちら)も、原料はサワヤから仕入れている。

回収され、サワヤの工場に集まってきた使用済みの蛍光灯

回収され、サワヤの工場に集まってきた使用済みの蛍光灯

原料にサワヤのリサイクルガラスが使われている松徳硝子の「e-glass」シリーズ

原料にサワヤのリサイクルガラスが使われている松徳硝子の「e-glass」シリーズ

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