第18回 スムーズドライビングの勧め【その1】アクセルペダル
クルマ・タイヤ・同乗者・燃費・安全のすべてに有効
スムーズドライビングはクルマに優しく、タイヤに優しく、同乗者に優しく、燃費にも良いという究極のエコドライブテクニックであるだけでなく、安全にも大きく貢献するという“一石五鳥”以上の効果が期待できるものだ。
クルマはアクセルペダル、ブレーキペダル、ハンドルの3つを操作して運転するが、これらをうまく操ることによってスムーズドライビングを実現することができる。これは市街地走行のみならず、高速道路、山道のワインディングロード、さらにレーシングサーキットを走行するときにも通用するテクニックなのだ。
スムーズドライビングは単にスピードを出さないとか、単に穏やかに運転するということではなく、加速度(G)が変化するときの“角”を丸くするということだ(下図参照)。その後のGが大きくてもかまわない。そこに至るまでが穏やかならいいのだ。
スムーズドライビングができているかどうかは、助手席に座った同乗者の頭が動くがどうかで判断できる。小さなGの変化でも角があると急に感じる。そして同乗者の頭が動いてしまう。最初にGの変化をほんの小さく出しておいてから大きなGに変化させれば、同乗者の頭は動かない。寝ているときは別だが、動き始めの小さな動きを感じると、同乗者が自然に筋肉に力をいれてくれるからだ。
Gの動きのイメージとしては、ジェット戦闘機の飛行機雲である。飛んだあとの軌跡はどこも角がなく、丸みを帯びているはずだ。そのあとの動きが急であっても、その始まりが丸ければOKだ。最終的には同乗者の頭が動かないことをひとつの目標として、運転するたびに練習していただきたい。
まず【その1】として、アクセルペダルによるスムーズドライビングを実践するためのテクニックを紹介する。
アクセルペダルを踏む右脚に少し気を配って動かすことができれば、免許を持っているドライバーなら誰でもできるようになる。ほとんどのドライバーがこれまで考えていなかった領域なので、最初は難しいかもしれないが、同乗者から運転がうまくなったと褒められるはずだ。
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