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赤ちゃんを守るにはまず母体の安全確保から

お腹に赤ちゃんがいるお母さんの場合にもシートベルトをしないと安全性は確保できない。お腹の赤ちゃんを守る一番良い方法はお母さんの身体を守ること。お母さんの身体を守るのはシートベルトしかないのが現状だ。

ラップベルトは膨らんだお腹の下の太腿部に近いところを通す。ショルダーベルトも同じように膨らんだお腹を避けて通す。

このように正しくシートベルトをしていれば、もし衝突したとしてもお腹の赤ちゃんにシートベルトの影響は出ない。仮にシートベルトがお腹の赤ちゃんを傷つけたとしたら、それは装着方法が間違っているということだし、シートベルトをしていなかったらお母さんごと亡くなっているはずだ。

妊婦もシートベルトを正しく装着することが大切

妊婦もシートベルトを正しく装着することが大切
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エアバッグがあってもシートベルトは必要

エアバッグはシートベルトをしていて初めて役に立つものだ。SRSエアバッグと書いてあるが、これは「エアバックの補助拘束装置」という意味で、あくまでもシートベルトをしなくてはならないという意味だ。

正しくシートベルトをすれば、エアバッグの一番いいところにぶつかるので、助かることができる。シートベルトをしていないとエアバッグの上を飛んでいってぶつかったり、エアバッグの展開範囲に身体があったりすれば吹き飛ばされてしまい、負傷や死亡してしまうこともある。

衝突実験ではダミーの顔にお化粧をして、顔がエアバッグのどこにぶつかったのかをチェックしている。写真はエアバッグにストライクの位置に顔の跡が残っている。

エアバッグがあっても、クルマの中に乗った人全員がたるみなく正しくシートベルトをすることが、走り出す前にできる最低限の安全性の確保である。

エコロジー、エコノミー、セーフティの3つとも満足できる生活、そして運転を目指すのが21世紀だと連載第1回でお話したが、今回のテーマはそのセーフティに深く関係する。しかし、事故に遭っても死んだり怪我をしたりしなければ、大きな経済的な損失を免れることができるからエコノミーであり、救急車が動かなくて済めばエコロジーにつながる。だから正しくシートベルトをすることは、この3つを満足させるために重要なテーマなのである。

エアバッグの衝突実験の様子

エアバッグの衝突実験の様子
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菰田 潔(こもだ・きよし)

モータージャーナリスト。

1950年生まれ。

いち早く新型車を運転することができ、そのリポートを書くのがメインの仕事。クルマ好きというより運転が好きでこの仕事をしている。国内だけでなく海外出張も多い。実践的安全運転講習や企業向け実践的エコドライブ講習のインストラクターも務める。

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