第8回 シートベルトの重要性
後席のシートベルトが義務化
衝突安全性(ぶつかったときの安全性)の評価を星の数で表す方法がある。J-NCAP(Japanese-New Car Assessment Program)、EURO-NCAP(European-New Car Assessment Program)などがそれで、1つ星から5つ星で表している。

後席でもシートベルトの着用が義務化された。これは運転席
星の数が多いクルマほど車体がつぶれながら衝撃を吸収し、乗員が乗っている場所(セーフティセル)は、なかなかつぶれないように頑丈に作ってある。
しかし、いくら星をたくさんもらっていても、もし乗員がシートベルトをしていなければ星1つも難しいだろう。衝突安全ボディはシートベルトをすることで成り立っていることを忘れてはいけない。
2008年6月1日から後席でもシートベルトが義務付けられ、高速道路では反則点1点である。罰金や反則金がないというのは自動車先進国としては珍しい。ボクはもっと厳しくしてもいいと思っている。それが多くのユーザーの安全性につながるのだから。

これが2列目
正しいシートベルト装着の仕方
「そんなこと、今さら言われなくても知っているよ!」という方も、この後をよく読んでいただきたい。
シートベルトはショルダー(肩)ベルトを手で引いてきて、タングというキラキラ光る金具をバックルという受け口にガチャッと入れる。ここまでは誰でもやるはずだ。この後、ショルダーベルトの一番下を持って、自分の顔の方にベルトを引き上げてもらいたい。どうなるか?
もしこのときお腹が絞められ苦しくなるなら、ぶつかったときに危険だ。内蔵破裂で衝突の翌日死亡してしまう可能性がある。

そして3列目
正しくは、ラップ(腰)ベルトが骨盤に当たっている状態だ。そうなっていることを確認し、そのまま手を引きながら滑らせて肩まで持っていく。この目的はシートベルトのたるみをなくすことだ。
ベルトにたるみがあると、その分ぶつかったときに身体が簡単に動いてしまう。さらにシートベルトは衝撃を受けるとその長さの10%程度伸びる。そうするとせっかくシートベルトをしていたのにも関わらず、身体をクルマの内側にぶつけてしまい、大きなダメージを受けることになる。
シートベルトをたるませたくなる人、きつく感じる人はシートポジションが後ろ過ぎる可能性がある。シートバックに身体をフィットさせたまま、すべてのハンドル操作ができれば、身体を動かさないで運転できるのだからシートベルトを邪魔に感じることはないはずだ。
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