背負っている責任の重さがわかる……
最後は、めったに見ることができないという中央制御室へ。テレビアニメ「サンダーバード」で見たような指令室です。ここで、運転時の安全確認や、非常時の緊急対応を行います。5班に分けて交代で行えばすむところを、6班作り、1班は常に訓練や研修を行っている状態にして、危機管理体制を徹底しているそうです。新潟県中越沖地震のときには、当直長は、構造的には大丈夫だとわかっていながらも、原子炉を止める制御棒が入ることをハラハラしながら見守り、祈ったそうです。背負っている責任の重さがよくわかるエピソードですね。
全体を通じて、施設内はとってもきれい。ホコリがたまると、それと一緒に放射性物質がさまようことにつながるため、掃除も頻繁に行っているのだとか。
柏崎刈羽原子力発電所では、情報公開を徹底することを心がけ、現在、地元の人を中心に1万2000人の方に、この状況を見学いただいていると言います。気になる運転再開の時期については、明言できないようですが、点検とメンテナンスをしっかりと行い、地震対策も強化したうえで、運転を始めていくようです。
石油の値段が高騰するなか、資源に乏しい日本には、化石エネルギーに頼らないエネルギーが必要です。その一助になる原子力発電は、とにかく安全であってほしい。その思いは、発電所に携わるスタッフも、近隣住民の方々も、日本中の人々も一つです。実際に見学してみて、安全対策に尽力している様子はよくわかりました。この徹底した姿勢を、常に緊張感をもって継続してほしいと願います。

中央制御室。常時の安全確認や、非常時の緊急対応を行う重要な場所です
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