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背負っている責任の重さがわかる……

最後は、めったに見ることができないという中央制御室へ。テレビアニメ「サンダーバード」で見たような指令室です。ここで、運転時の安全確認や、非常時の緊急対応を行います。5班に分けて交代で行えばすむところを、6班作り、1班は常に訓練や研修を行っている状態にして、危機管理体制を徹底しているそうです。新潟県中越沖地震のときには、当直長は、構造的には大丈夫だとわかっていながらも、原子炉を止める制御棒が入ることをハラハラしながら見守り、祈ったそうです。背負っている責任の重さがよくわかるエピソードですね。

全体を通じて、施設内はとってもきれい。ホコリがたまると、それと一緒に放射性物質がさまようことにつながるため、掃除も頻繁に行っているのだとか。

柏崎刈羽原子力発電所では、情報公開を徹底することを心がけ、現在、地元の人を中心に1万2000人の方に、この状況を見学いただいていると言います。気になる運転再開の時期については、明言できないようですが、点検とメンテナンスをしっかりと行い、地震対策も強化したうえで、運転を始めていくようです。

石油の値段が高騰するなか、資源に乏しい日本には、化石エネルギーに頼らないエネルギーが必要です。その一助になる原子力発電は、とにかく安全であってほしい。その思いは、発電所に携わるスタッフも、近隣住民の方々も、日本中の人々も一つです。実際に見学してみて、安全対策に尽力している様子はよくわかりました。この徹底した姿勢を、常に緊張感をもって継続してほしいと願います。

中央制御室

中央制御室。常時の安全確認や、非常時の緊急対応を行う重要な場所です


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生島 ヒロシ(いくしま・ひろし)

キャスター。ファイナンシャルプランナー、防災士など数々の資格を持つ。

1950年宮城県生まれ。1971年単身渡米。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校ジャーナリズム科卒。1976年TBS入社。ラジオ番組を振出しに、アナウンサーとして活躍。1989年生島企画室設立。新刊に『<ちょいメタ>のほうが長生き?』(春秋社)、『さすが!と言われる1分スピーチ・あいさつ実例集』(日本文芸社)。新刊「資格力」(東京書籍)が好評発売中!

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