このページの本文へ
ここから本文です

サマータイムを導入してない先進国って
ホントに少ないんだ

そしてスペインはサマータイムを導入。日本人の僕たちには、「ああ、サマータイムがあるんだ」という感じですけど、スペインでは当然のこととして根付いている。

サマータイムとは、日の出時刻が早まる時期(例えば4月~10月)には、時計の針を1時間進めて夕方の明るい時間を増やし、日の出から1日の活動が始まるまで太陽光を有効活用できない時間を減らす制度です。

日本でも、政府が「地球環境と夏時間を考える国民会議」を設置し、議論をしていますが、それによると、サマータイムは現在、世界70カ国以上で導入されていて、OECD(経済協力開発機構)加盟国の中では、日本と韓国、アイスランド以外のすべての国で実施されていると言います。導入理由のうち最も多いものは、エネルギー、つまり化石燃料の節約。サマータイムを導入すれば、日没が標準時より1時間遅くなる分、照明や冷房の節約など省エネ効果につながるわけです。

日本で制度を導入すると、年間約50万キロリットルの原油(日本の全世帯の1カ月弱程度の照明需要に相当)を節約でき、約44万tのCO2排出量(京都議定書で規定された削減目標量の1%相当)が削減できると試算されています。

日本でも、この8月には、日本経済団体連合会や大手銀行の一部が、試験的に1カ月間、サマータイム制度を導入したそうです。コンピュータの時刻設定や交通信号のシステム変更問題、労働時間の延長、日本の文化や風習に合うかといったさまざまな問題もあるようですが、とりあえず、試験的にやってみることは大きい。そこで、環境への効果をさらに数字で具体的に出していけば、日本に合った「サマータイム」を作っていけるのではないでしょうか。

と考えながら、サマータイムによって得たスペインの長い夜を、フラメンコ観賞で楽しむ。

家族旅行を利用したスペインエコ取材は、決して十分なものではありませんでしたが……これをきっかけに、ヨーロッパのエコ事情について勉強できたし、今度は本格的に取材旅行してみようっと!?

スペインは空も空気もきれいにかんじました。

スペインは空も空気もきれいにかんじました。

息子いわく、スペインでは「30秒に1人、美人とすれ違う!」僕もきれいな女性と勝手にツーショット。

息子いわく、スペインでは「30秒に1人、美人とすれ違う!」僕もきれいな女性と勝手にツーショット。


バックナンバー

生島 ヒロシ(いくしま・ひろし)

キャスター。ファイナンシャルプランナー、防災士など数々の資格を持つ。

1950年宮城県生まれ。1971年単身渡米。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校ジャーナリズム科卒。1976年TBS入社。ラジオ番組を振出しに、アナウンサーとして活躍。1989年生島企画室設立。新刊に『<ちょいメタ>のほうが長生き?』(春秋社)、『さすが!と言われる1分スピーチ・あいさつ実例集』(日本文芸社)。新刊「資格力」(東京書籍)が好評発売中!

ここから下は、過去記事一覧などです。画面先頭に戻る バックナンバー一覧へ戻る ホームページへ戻る

記事検索 オプション

SPECIAL

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。

ご案内 nikkei BPnetでは、Internet Explorer 6以降、 Safari 2以降、Opera 8以降、Netscape 8.1以降またはHTML 4.01/CSS level 1, 2をサポートしたWebブラウザでの閲覧をお勧めしております。このメッセージが表示されているサポート外のブラウザをご利用の方も、できる限り本文を読めるように配慮していますが、表示される画面デザインや動作が異なったり、画面が乱れたりする場合があります。あらかじめご了承ください。

本文へ戻る