第3回 ヨーロッパ人はホントに環境派?スペイン旅行で感じたECO度の違い
リサイクルも有害物質の規制も…
“輸出”される環境法は環境先進国の証?
毎朝ラジオ番組をやっている僕は、日頃、連泊の旅行ができないため、長期の休みがとれる夏休みと冬休みはビックイベント!! 夏休みは毎年恒例の、家族で海外旅行。今までモルディブ、キューバ、ドバイ、イタリア、ヴェトナムなどを旅し、特に、海でのバカンスを楽しんできました。今年はどこにしようか……迷っていたところ、芸術や文化が好きなカミさんがスペインを希望。長男も快諾し、家族が喜ぶならいいかと思い、決定!!
ヨーロッパを放浪している次男もスペインで合流することになり、久しぶりに家族全員が集れそうです。いざ、スペインへ!!
8月2日午前、成田を発つ。夏休みをとるため前日まで仕事に追われていた僕は、機内でやっとガイドブックや旅の資料を広げる。

どこで何をしようか、何を観ようか、期待をふくらませながら……。この連載を始めた僕は、もちろん、エコについても気になるところ。
ヨーロッパ各国はエコ先進国と言われています。ちょっと勉強しただけでも、いろいろな法律が施行され、環境法が米国や日本、アジアなどに“輸出”されています。
例えば、EU(欧州連合)圏内では、2006年7月1日に施行された、電気電子機器への特定有害物質の含有を禁止する有害物質規制「RoHS(ローズ)指令」や、幅広い品目を対象に、各メーカーに自社製品の回収・リサイクル費用を負担させる「WEEE(ウィー)指令」があり、企業は環境に配慮しないと、製品を作ることさえできないんです。
当然、EU以外の国の企業も、EU圏内で商品を売ろうと思ったら、この指令を守らなければならないわけ。だから、EU圏内への輸入はしにくくなり、必然的にEU圏内の企業が守られる。環境を守ると同時に、圏内の企業を守るというメリットもあるようです。
さらに、新しいところでは環境債務指令(ELD)があります。2007年4月末に施行されたこの指令は、EU域内で操業する化学工場や廃棄物処理場などから汚染物質が漏れ出した場合、土壌汚染等による自然資源への被害を回復することを、汚染者である企業に厳格に義務付け、汚染浄化を求める指令です。
EU圏内では、こんな風にRoHS(ローズ)指令、WEEE(ウィー)指令、環境債務指令(ELD)があり、さらに各国独自に二酸化炭素(CO2)の排出にかかる炭素税や温暖化対策税を導入する国もあって、とにかく法規制が厳しい。環境に対する企業責任も、しっかりと求められているんです。
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