第2回 “普及委員”が実感。ヒートポンプでECO
200年前からあった技術が花開いた!?
空気の熱でお湯を沸かすヒートポンプ
「空気の熱でお湯を沸かす」
このフレーズ、覚えはありませんか? CMで耳にしたり、雑誌や新聞で見たことがある人は多いのではないでしょうか? 空気の熱を使うというからには、経済的にもお得そうだし、環境にもやさしそう――そんなイメージですよね。
でも、空気の熱で本当にお湯が沸くの? どういうしくみになっているの?
素朴な疑問を抱いていたところ、「財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター」から僕に「ヒートポンプ・蓄熱普及委員」になりませんか、という仕事の依頼が。
ヒートポンプ? つまり、熱を汲み上げるということ? 馴染みのない言葉に、僕の「知りたい」欲望がムクムクと湧いてきました。早速、さまざまな資料を取り寄せ調べてみる。すると、驚きと発見の連続。
空気の熱を効率よくエネルギーとして利用する技術が「ヒートポンプ」。「エコキュート」にはこの技術が使われている。そして、これが深刻な環境問題の救世主になると言われており、その最先端を行くのが日本なのです!
この技術に惚れた僕は、「ヒートポンプ・蓄熱普及委員」を快諾。そして「ヒートポンプ」技術の最先端をこの目で見ようと、今回は東京ビッグサイトで7月25日~27日に開催された「エネルギーソリューション&蓄熱フェア」を突撃取材してきました!

「ヒートポンプが地球温暖化を解決する」と掲げたこのフェア。僕が思っていた以上に人が多い。主にビジネスマン風の人が来場していました。さまざまな企業がこの技術に目をつけているということか。
実は、ヒートポンプという技術は、200年前からあったそうなんです。それがなぜ、今、注目されているのかというと、一つは、日本の技術革新が急速に進み、実用化にいたったということ。そしてもう一つ、地球環境問題の深刻化という背景があるのです。
なぜ、地球温暖化とヒートポンプがつながるのかというと……僕たちの日常生活は、都市ガスやプロパンガス、灯油といった化石燃料を消費しています。しかし、燃やせば燃やすほど、温暖化の原因と言われている二酸化炭素(CO2)が発生する。CO2やメタン、水蒸気などは「温室効果ガス」と呼ばれ、太陽から地表に降り注いでいる熱が再び宇宙空間に逃げださないように、地球を取り巻き、地球を保温し一定の温度に保ってくれているんだそうです。けれど、CO2があまりにも多く放出されているため、大気中のCO2濃度がどんどん上昇し、結果、地球全体の気温があがっている。これが地球温暖化です。地球の平均気温は過去100年間に0.74℃上昇し、最近の50年間は、過去100年の約2倍の速さで上昇しているという報告があります。
最近の猛暑や頻発する台風は、地球温暖化の影響かなって僕たちも何となく思っていますよね。

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