第17回 わが家の環境レポート(その1:エネルギー)
前回、江戸時代の暮らしはエコライフのお手本、と述べました。当時から言い伝えられた“ことわざ”にも、参考になる教えが含まれています。
16回にわたってお話しして来たエコな暮らしと住まいは本当に実現しているのでしょうか。評論家や研究家は、「口先ばかりで実践が伴わない」と言われかねないので、数値化できる要素について今回と次回でまとめて報告したいと思います。いろはカルタ(関東)の「ろ」“論より証拠”です。
毎月のエネルギー消費量はこの8年間、欠かさず記録してきました。消費だけではなく、太陽エネルギーの獲得状況も含まれます。次回は快適性を示す夏冬の温熱環境についても触れましょう。なお、居住人数は2004年の3月まで3人、その後2人に減り、07年の5月から再び3人となっています。
電力の消費と獲得
わが家には太陽光発電システムが備わっているので、電力の消費量は、発電量-売電量+買電量で求められます。つまり自家消費分と電力会社から買う電気の合計です。図1のグラフは、毎月の発電量(青)と消費量(赤)を2002年から06年までの平均値で示しています。黄色はその差で、マイナス(下向き)になっているのは、消費が発電よりも少ない様子を長さで示しています。

図1 毎月の発電量と消費量(2002~06年平均)
1年分でとらえれば、自宅の屋根で発電した量の7割程度で暮らしてきたことになります。第9回で述べたとおり、何となくそうなった訳ではなく、様々な節電の努力があってのことです。スイッチを小まめに消すとか、待機電力を退治するなど、小さなことでも一つずつ消費量を減らして節電する効果は、「ち」“ちりも積もれば山となる”でしょうか。

図2 1ヶ月当たり電力消費量の推移(近畿平均は「家庭用エネルギー年報2005」による2000年から05年までの平均値)
平均値と比べて、わが家の電力消費量は半分以下で推移しています。それも住み始めた頃に比べれば、2割以上減っています。家族数の変化もありますが、無駄を発見し器具も取り替え、徐々に消費を減らしていった成果です。
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