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電球は蛍光灯に
電熱家電は利用を見直す

次に電力消費を下げる効果的な省エネ策を紹介します。第一は、普通の電球「白熱電球」を同じ明るさの「電球型蛍光灯」に交換することです。例えば60ワット(W)級の電球を消費電力12Wの、同じく40Wは7~8Wの電球型蛍光灯に変えるのです。ただし調光器と一緒には使えません。点灯してすぐには本来の明るさになりませんが、慣れれば気になりません。門灯など長時間点灯する照明ほど、節電効果が大きいです。17Eという小型の口金の製品もあり、値段は1個400円程度から売られています。1日5時間使う40Wの電球を7Wの蛍光灯に代えれば投資回収はわずか3ヶ月半、これを見過ごす手はないでしょう。CO2削減でも、先ほどの電子レンジ待機電力カットの2倍近くの効果があります。

左から、白熱電球(60W)、電球型蛍光灯(12W)、電球型蛍光灯(7W、17E)

左から、白熱電球(60W)、電球型蛍光灯(12W)、電球型蛍光灯(7W、17E)

二番目は、意外と見落とされ効率の悪いエネルギー利用の代表例です。それは湯沸しポットと炊飯器の保温。要するに長時間にわたって通電する電熱機器です。このふたつを止めるだけでも効果は大です。費用はかかりません。特に冷房する季節には、「部屋を暖めながら冷房する」という不合理を避けられます。元々のエネルギーの6割を途中で捨てて届けられる最高級のエネルギーである電気、それを直接熱に変えてしまうのは、最も無駄が多くもったいない使い方なのです。

見えないエネルギーの
「見える化」を

CO2もエネルギーも目には見えません。目に見えないものを見える形に置き換えて認識することで、省エネ意識が生まれます。今回紹介した小型の電力量計やスイッチONで点灯するタップはそのための小道具とも言えます。エネルギー消費量を記録するのも可視化の代表例。電気とガスの伝票は溜まり始めていますか?

とっくにデータを取り寄せてグラフ化している方もいらっしゃるでしょう。前年同月との比較が面白くなりますよ。

その2はこちらから

濱 惠介(はま・けいすけ)

エコ住宅研究家。

大阪ガス(株)エネルギー・文化研究所 研究主幹。

日本住宅公団および住宅・都市整備公団で都市住宅建設・住環境整備に携わる。その間、東京大学工学部 非常勤講師などを経て現職へ。研究領域は「エコロジカルな住まい・生活・街づくり」。

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