暖かい部屋でぬくぬくと
チリメンモンスター探しで至福の時間を
ちりめんじゃこは目の細かい網ですくった魚が原材料のため、近くにいたタコやカニや、いろんな魚の稚魚も一緒に網にかかってしまう。そこで製品にする過程で、中に混じったほかの生き物を、機械や手作業で取り分けているという。
最後は人の手がピンセットで一つひとつ取り除き、あのキレイなちりめんじゃこになるらしい。つまり、縁起がいいと思っていたあのオマケも、ちりめんじゃこ業者にとっては、困ったモンスターだったのだ。
そのモンスターが一転、お宝になった「チリモン」。私もずっとやってみたかったのだが、夏休みごろは自由研究のネタとしてあちこちのメディアで紹介され、入手困難に。それが2~3週間で入手できるようになったと聞いて、注文してみることにした。そうして届いたのが、200g入りのチリモン。見るからに色とりどりで、お宝がたっぷり詰まっていそうだ。さっそく、老眼鏡とピンセットで、チリモン探しスタート!
これはヤバい。時間を忘れて、夢中で探しているじゃん。特に寒さがグッと増すこの時期、暖かい部屋で何にも考えずに細かい作業をする、至福の時間にぴったりだったりする。モンスターはだいたい2~3mmの大きさで、ちょっと様子の違うものをピンセットで取り出してじっくり見てみると、チビチビのタコだったり、カニだったり、変わった魚だったり。まずこれがかわいいのなんの。見かけたことのない魚は、「きしわだ自然資料館」のサイトにある図鑑で名前を照合すると、愛おしさも倍増する。
実はこのチリモン、「なかには硬くて尖ったものもあり、私たちもより分け作業中に怪我をすることもあるほど。口の中を傷つけるおそれなどがあるので、食べないようにお願いします」(カネ上)とのこと。でもせっかくなので、大人の自己責任で、一口食べてみた。確かに喉に引っかかる感じはあるが、味は極上。袋に入れてダシを取ったり、柔らかく煮て佃煮にしたり、工夫すれば食べ物としてもいける気がした。
それにしても、モンスターを次々ゲットしていくうちに身に染みるのは、神様がくれた海っていう場所の豊かさ。「生物多様性」じゃないけど、ちょっと網ですくった海中には、こんなにたくさんの小さな魚たちが生きていて、みんなで地球を支えている。
人という字は、人と人が支え合っているだけじゃなくて、実はこういう小さな生物にも支えられているんだと、金八先生もそのうち言うと思う。というわけで、よい子のみなさんは、食べ物の好き嫌いはしないように。
▼問い合わせ:
カネ上
価格: 200g入り800円。(クール便送料別)
※現在は、予約後2~3週間程度で発送。
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