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第18回 「キャリークール」の巻

2007年8月31日

ライター=福光 恵 氏

“保冷剤コレクター”の
称号を返上する

なんだか冷凍庫で、やたらと保冷剤が増殖していった夏だった。

デパ地下やスーパーで、この暑さにさらされるとまずい生鮮品などを買ったときについてくる、あれ。小さいビニール袋に水分が入っていて、冷凍庫で凍らせておくと何でも手軽に冷やせる、あれ。うちの冷凍庫のポケットからあふれ出し、ときどき冷凍庫のドアを閉めるときに、雪崩のように落ちてくる、あれ。

去年まで、迷わず燃えないゴミとして捨てていたそんな保冷剤を、今年、やたらとため込むようになったのにはワケがある。夕方、犬の散歩に行くときの暑さ対策として、バンダナに保冷剤を巻いて、犬の首につけてやるのが、近所の犬仲間の間で爆発的にはやったからだ。

で、熱風と湿気のなかを散歩して、たっぷり気持ち悪い汗をかき、飼い主の方が倒れそうになったとき、試しに犬からその保冷剤入りのバンダナを借りて首の後ろに当ててみた。これがすごく快適。犬が「早く返して」と恨めしそうに見るので、次の日からは自分用にバンダナの保冷剤巻きを用意し、首に巻いて散歩に出るようにした。

ま、今どき町でバンダナを首に巻いているなんて、ウエスタンかぶれの脱サラオヤジかよ! ではあるが、あの暑さの前では、格好なんて二の次。というわけで、やたらとあの保冷剤を大切にコレクションするようになったのだ。

ちなみにただのゴミだと思っていたものも、集めてみるといろんな発見がある。何より驚いたのは、保冷剤が進化しているということ。

冷凍庫のコレクションをチェックしてみると、今や環境に配慮したエコタイプが主流。捨てるときは、中の水を流して、ゴミの減容化を図ることができる。しかも中身が弱酸性除菌水で、捨てる前に生ゴミやまな板などに振りかけておくと、除菌や消臭効果があるものもあったりする。

もうひとつの発見は、「やたらと保冷剤を配り過ぎだろう」ってこと。デパ地下好きの私の場合、40~50個の保冷剤は、わずか数日でたまってしまう。散歩用といっても、ゾウじゃなくて犬だから、首に巻くのはたいてい1~2個。それも冷凍庫で凍らせれば繰り返し使えるので、こんなには要らんし。

そんなとき、保冷剤が要らないという電気式のクーラーバッグを発見。さっそく使ってみることにした。その名も「キャリークール」だ。

外側についているミニバッグは、電源コードを収納できるようになっている。使わないときは、ペタンコに畳めるのもいい。

外側についているミニバッグは、電源コードを収納できるようになっている。使わないときは、ペタンコに畳めるのもいい。

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