第9回 竣工後のCO2削減はBIMモデルの作り方にかかっている
竣工後の環境性能をBIMで高めるためには
建物のモデルデータの互換性と内容が鍵に
ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)は、図面の作成や構造解析、調達、維持管理など、幅広い建設フェーズ全体にわたって活用され、建物の設計、施工の業務効率化に効果を上げ始めています。
一方、建物の運用コストやエネルギー消費、CO2のほとんどは、建物が竣工した後、建物を使って経済活動や生活を営む段階で発生します。建物からのCO2排出量を“半減”するには、建物が竣工後、どのようなパフォーマンスを発揮するのかをしっかりと解析し、最適な環境性能を作り込んでいく必要があるのです。
米国建築界で反響を呼んでいる「BIMガイドブック」の著者でもある、ジョージア工科大学のチャールズ・イーストマン教授は、さらにBIMが進化し、竣工後の環境性能を高めることに貢献するためには、「モデルデータの互換性と内容」がキーポイントであると指摘しています。

5月にボストンで行われたAIA全米大会で基調講演を行ったジョージア工科大学のチャールズ・イーストマン教授
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