京都型省CO2住宅普及プロジェクトは、京都市との情報交換や地元大学による効果検証など、産官学が連携しており、国土交通省の2008年度第2回住宅・建築物省CO2推進モデル事業採択プロジェクトに選定された。

リヴの市川宣広一級建築士。「プロジェクトに参加すると技術を修得でき、ユーザーからの信頼度も上がる」
長岡京のモデルハウスを建築したリヴの市川宣広一級建築士は、同プロジェクトに参加して得たメリットを次のように説明する。「工務店独自の基準ではなく、国が認めたプロジェクトの基準に沿った住宅を設計することができる。つまり、大手のハウスメーカーと同等の省エネ性能を持った住宅を提供できる、というアピールになる」。
省エネ住宅研究会によると、日本の戸建て住宅における年間着工件数の約半数を工務店が担っており、京都に限れば戸建て住宅の8割以上を地場工務店が供給しているという。住宅業界でCO2排出量を削減するためには、ハウスメーカーだけでなく工務店の積極的な取り組みが必要になる。複数の地場工務店が協力して独自の省エネ住宅を開発できることを示した点で、このプロジェクトの意義は大きい。

京都型省CO2住宅の共通化された技術