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三菱重工、リチウムイオン電池の
量産化実証工場が完成

 
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2010年11月30日(火)公開
取材・文/環境経営フォーラム
 
リチウムイオン二次電池の量産化実証工場
リチウムイオン二次電池の量産化実証工場(写真:三菱重工業)

 三菱重工業が長崎造船所(長崎市)に建設中のリチウムイオン二次電池の量産化実証工場が完成した。中型電池に換算して約40万個にあたる6万6000kWhの年間生産能力があり、同電池事業への本格参入に向けて各種の実証に取り組み、量産技術や体制を確立する。電池を搭載する輸送機器や定置用電池を手掛け、電池を組み込んだシステムで市場参入を図る。

 実証工場の敷地面積は2000m2で、2009年秋に着工し、リチウムイオン電池の製造に応用可能な同社が持つさまざまな技術を総合的に盛り込んで建設した。12月から電池生産を始め、生産ラインの稼働率、工程作業時間、電池性能など生産技術の向上を目的に実証を進め、早期の商業ベースの量産化につなげる。

 エンジンと電気モーターによるハイブリッドフォークリフトや電動フォークリフト、電気バス、クレーンなど自社の輸送機器に搭載するための電池のほか、風力発電、太陽光発電設備で蓄電に使う定置用の大型電池の製造を目指す。輸送機器では、他社製品向けに電池を組み合わせたシステムを提案。定置用では、太陽電池で発電した電力を平準化する実験を始めている。

 実証工場での量産技術の実証結果や国内外の市場動向などから判断し、2011年をめどに量産工場建設に着手する。輸送機器の電動化や再生可能エネルギー活用の動きが加速するなか、今後、リチウムイオン二次電池の需要の一層の拡大が見込まれる。同社は、産業用をメーンに蓄電分野の技術・製品開発に注力し、本格参入を狙う。
 

 
 
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