積水化学工業は、大容量の太陽光発電システムを搭載できる鉄骨系ユニットの三角屋根住宅「進・ドマーニ」を10月23日に発売した。受光面積を拡大する切妻屋根を採用して発電容量を増やした。床下の空間を利用した通年型空気調節システムも強化し、2タイプの容量から選べるようにするとともに、防じんフィルターの性能も向上させた。

大容量の太陽光発電システムの搭載を可能にした鉄骨系ユニットの三角屋根住宅「進・ドマーニ」の外観イメージ(資料:積水化学工業)
進・ドマーニは、棟の位置をずらして南面の屋根面積を拡大する切妻屋根を新たに採用し、標準的な広さの約40坪(132m2)の住宅でも6.94kWの大容量の太陽光発電システムを搭載できるようにした。6.94kWは、太陽電池からの直流電流を家庭用の交流電流に変換するパワーコンディショナー1台の最大能力に相当する。年間最大約24万円の売電が可能になり、補助金制度と合わせると従来は12〜15年程度とされていた太陽光発電システムの償却期間を、約9年に短縮できる。
通年型空気調節システムは、ユニット工法で生まれる床下の大空間に、ヒートポンプ式空調と外気を取り込む際に空気を浄化する換気システムを設置する。換気システムに使う除じんフィルターの花粉、ほこり、カビ菌の捕獲率をアップさせた。システムの容量は従来、4kWだけだったが、2.2kWタイプを追加して延べ床面積に合わせて選べるようにした。
近年、住宅には質と価格に加え、特に省エネ性能の高さが求められている。同社は今回、鉄骨系ユニット住宅の三角屋根「ドマーニ」シリーズで、これまで以上に環境性能を向上させた進・ドマーニを発売し、差別化を図ることにした。販売価格は、1坪(3.3m2)あたり57万円台から。2010年度650棟、2011年度は1300棟の販売を目指す。