長寿命と創エネ・省エネで住宅を変革 エコカーの先進技術も応用して 2013年に普及住宅でゼロエネルギー実現

長寿命と創エネ・省エネで住宅を変革 エコカーの先進技術も応用して 2013年に普及住宅でゼロエネルギー実現 福岡県知事 麻生渡氏
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2009年10月27日(火)公開
聞き手・構成・文/桑原豊 写真/早川俊昭
 

「90年比25%削減」で住宅も大きく変わらなければならない

──トヨタホームの環境に対する取り組みについてお話しください。

森岡仙太氏(以下敬称略): 民主党政権は、「温室効果ガスを1990年比25%削減」という目標を掲げており、実現するには家庭から出ているCO2を思い切って削減しなければなりません。クルマではハイブリッド車が登場し、今度は新型「プリウス」でプラグインハイブリッド(PHV)車が出てくる。クルマのCO2削減は、大変な努力をしています。

 住宅も全く同じです。環境住宅として、より高いレベルが求められてくる。クルマも住宅も大きく変わらなければなりません。国も思い切った政策をやってくるので、それにうまく対応することが産業界に求められています。

──具体的に住宅をどのように変えようとお考えですか。

森岡: 戸建て住宅ではトヨタホームは、二つの考え方で住宅を変えようと考えています。

 一つは長寿命。日本の住宅は、二十数年で不動産的価値が無くなり、壊して建て替えてきました。もっと耐久性を上げて、使い続けるようにしないといけません。資源を大切にするには、長寿命な家でなければならないのです。

 鉄骨造の住宅には、課題がありました。日本に特有の湿度の高い気候が、鉄骨をさびさせることです。これを抑える技術なくして、耐久性は確保できません。当社では、クルマで培った「カチオン電着塗装」の技術で、鉄骨のさびを防止しています。鉄の表面に特殊な下地を形成し、電気の力を利用して耐久性の高い樹脂塗料を電着させることで、鉄骨を空気中の湿気からガード。鉄骨の裏側や小さな部品や細かな部分にも、ムラのないサビ止めを施しています。さらに、柱梁接合部を100%、工場で作り込みます。雨や風の影響を受ける屋外での作業を避け、品質を確保するためです。

 さらに、建物が丈夫なだけでは長寿命になりません。長く使うと、居住者の生活スタイルも変わってしまうからです。例えば、技術革新が起きて全く新しい住宅設備が登場したり、子育て中と夫婦二人になってからでは暮らし方が違ってきたりします。これらに対応するには、間取りを変更できなければならない。つまり、戸建て住宅でも、スケルトン&インフィルの考え方が重要になるのです。

 トヨタホームの場合、ユニット工法を採用しているので、柱梁だけで構造ができています。耐力壁が無いので、間取りを自在に変えられます。長寿命には格好の住宅です。今後も、スケルトン&インフィルの技術に工夫を凝らし、品質を高めることで、長寿命に磨きをかけていきます。
 

 
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この記事の目次
トップインタビュー

トヨタホーム
代表取締役社長 森岡仙太氏
長寿命と創エネ・省エネで住宅を変革
エコカーの先進技術も応用して
2013年に普及住宅でゼロエネルギー実現

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