コラム「創エネライフ応援メッセージ」 第4回 続けていくことで変化は起こせる! エベレスト・富士山から環境問題に挑む アルピニスト 野口健氏

コラム「創エネライフ応援メッセージ」 第4回 続けていくことで変化は起こせる! エベレスト・富士山から環境問題に挑む アルピニスト 野口健氏
バックナンバー
------------------
2011年2月15日(火)公開
取材・文/桜井敬三、小林佳代
インタビュー写真/加藤康 写真提供/野口健事務所
 

スポンサー企業が減った今こそ、エベレスト清掃登山を継続

 「スポンサー企業が減って経済的に厳しい環境の中で、自分がシェルパたちと一緒に再び清掃活動を行い、温暖化問題を訴えることは意味があると考えた」──。今年もまたエベレスト清掃登山を実行すると決めたアルピニストの野口健氏は、その熱い思いを語る。

2008年4月のエベレストの清掃活動
2008年4月のエベレストの清掃活動。溶け出した氷河の下から発見した大量のゴミを回収する野口氏

 2000年にエベレストや富士山に散乱するゴミを回収する「清掃登山」を開始。2003年からは、主に小中学生を対象とした「野口健 環境学校」を主催し、環境活動を実践・発信する「環境メッセンジャー」の育成に努めている。2004年には東京都の石原慎太郎知事に働きかけ、都の自然保護員(レンジャー)制度を発足。名誉隊長にも任命された。

2010年10月の富士山の樹海清掃活動
2010年10月の富士山の樹海清掃活動。不法投棄された産業廃棄物とみられるゴミと格闘する野口氏

 「生物多様性の保全」「ヒマラヤ地域の氷河融解問題」についても積極的に情報を発信している。昨年は、獣医学博士らとともに、尖閣諸島・魚釣島の生物多様性の保全を図ることを目的として、魚釣島の固有種である「センカクモグラ」の名前を冠した「センカクモグラを守る会」を設立した。

 特に、開始から10年たったエベレスト、富士山の清掃登山はすっかり有名になった。実は昨年12月にヒマラヤに行くまで、野口氏のなかでは「エベレストの清掃登山は、もう自分がやらなくても大丈夫だろう」という気持ちがあったという。野口氏が清掃活動を始めた後、地元のシェルパが中心になってエベレストを清掃するようになっていたこと、活動を支援するスポンサー企業が現れていたことなどが、その理由だった。
 

 
<<
 1   2   3   4   5 
>>
 
BACK NUMBER

燃料電池10の疑問
いま注目の燃料電池。その原理、環境性能、経済性などについて疑問にお答えします。

>>詳細はこちら

ECO JAPAN 最新