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温暖化国際交渉、COP16の意義
コラム
筒見憲三の『カーボンマネジメント講座』
今、行動を起こさなくても
大丈夫ですか?
どんなにすばらしい設計をし、どんなにコストをかけて高効率機器を導入し、省エネの「トップランナー建物」を完成させても、その施設の使用・運用が始まってしまえば、その施設は生き物のように日々変動するものである。
その変動の要因には、実にさまざまなものがあるが、外的な要因と内的な要因の二つに大きくわけられる。
外的な要因とは、四季折々の気温や湿度、雨や風、雪などであるが、毎年同じ周期を繰り返すようでいて、大きく変化する。つまり、猛暑もあれば冷夏もあるし、暖冬もあれば厳冬もある。また、雨量の多い梅雨もあれば、空梅雨もある。というように、一度たりとも同じ外部環境はない。
同じように、内部の環境も、使用形態や想定人員の変化、事務所から商業利用へというような用途の変更もある。電算室に変更した場合には、冬季でも冷房が必要になるというような空調仕様の変更、組織改編に伴った間仕切りやレイアウトの変更など、設計当初の使い方からは、大きく変化していくものである。
これらの外的、内的な環境変化と同時に、建物自体とその設備機器は、まさに人間と同様に日々、年をとっていく。つまり、経年劣化していくのである。
こうした、さまざまな変化変容に適切に対応していくこと、適切な時期に機器の調整やメンテナンスをしていくことなど、今ある施設の使用側からの要求に対して、施設設備側から対応することを「チューニング」と呼ぶ。「合わせる」という意味の「チューニング」である。
そして今後、「カーボンマネジメント」が求められるようになると、これまでのチューニングに対して、さらに「省エネルギー」や「省CO2(二酸化炭素)」という視点が追加される。つまり、「省エネチューニング」または「省CO2チューニング」である。
この「省エネチューニング」という概念は、数年前から議論や検討が始まり、今、少しずつ浸透し始めている。ただし、まだ、この概念がビジネスとして成立しているとは言い難く、個別現場における先進的な事例がやっと出始めたところである(平成18年度省エネルギー優秀事例全国大会・経済産業大臣賞「松下電工ビルのチューニングによる省エネルギー」 ) 。
現時点では、この「省エネチューニング」の重要性と効果の大きさに気づいている施設オーナーや経営者も、まだまだ希少な状態である。
今後、「カーボンマネジメント」の重要かつ具体的なツールとして、この「省エネチューニング」の概念と手法を普及させていかなければならない。特に、経営者層には、理解を深めてもらわなければならない。
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松本龍・環境大臣(11/02/10) NEW | ![]() |
環境省 地球環境審議官 南川秀樹氏(10/09/16) |
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経済産業省 大臣官房審議官 有馬純氏(10/08/16) |
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ピュー気候変動センター 国際戦略部長 エリオット・ディリンジャー氏(10/03/25) |
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経済産業副大臣 増子輝彦氏(10/01/25) |
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ブレークスルー研究所 マイケル・シェレンバーガー所長 テッド・ノードハウス会長(09/12/21) |

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