第1回 エコ消費者 行動・意識調査

2010年6月28日

どっちがエコ? 男性と女性

第1回エコ消費者 行動・意識調査

花澤裕二、相馬隆宏、久川桃子(日経エコロジー)

男性と女性のどちらが環境意識が高いのか、環境配慮商品にたくさんお金を払うのか―─。性別・年代別に違いを探った。男性と女性では、環境配慮商品への欲求も違う。

 ゴミの分別やエアコンの温度調整、待機電力の削減、マイバッグの携帯──。家庭での環境配慮行動の実践度合いを基に、「環境意識が高い消費者」がどのぐらいいるかを調べた。結果は、男性が19.3%、女性が24.0%だった。環境意識が高いのはずばり女性だ。

 一方、両者の懐具合はどうか。環境配慮商品には金額を上乗せして支払うと回答した消費者を対象に、上乗せできる平均金額を算出し、比較した。すると、7つの商品分野のうち6分野で男性の方が平均金額が高いことがわかった。

 唯一、衣料用洗剤については、女性が男性より約5円高く支払ってもいいと回答した。花王の「アタックNeo(ネオ)」のようにすすぎが1回で済む洗剤が登場したことで、環境に配慮した洗剤を使えば洗濯代の節約できるという認識が広まったことが財布のひもを緩めたようだ。ちなみにアタックネオの認知率は男性の76.5%に対して女性は86.2%で、約10ポイントも高い。

 さらに、年代別に上乗せ金額を比較した。男女ともに環境配慮商品により多く支払うと答えたのは30代だ。平均上乗せ金額が1位の商品分野の数が最も多かった。

 「今後、画期的な環境配慮商品が出てほしいと期待する分野」にも男女の違いがみられる。女性がパソコンを3番目に挙げたのは、「パソコンをリビングやダイニングで使う女性が増えていて、生活空間に入ってきた」(インフィニティの牛窪恵代表)ことが影響していると考えられる。

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【調査の方法】


*1
対象者は回答者全員(男性2673人、女性2689人)。「資源ごみは必ず分別している」 「冷暖房の温度設定に常に気をつけているほうだ」など13の環境配慮行動のうち9個以上に該当する人を「環境意識が高い消費者」とした。
*2、*3
対象者は各商品分野で環境配慮商品に上乗せして支払ってもいいと回答した人。
*4
対象者は回答者全員(男性2673人、女性2689人)。


日経エコロジー(2010年6月号)
日経エコロジー(2010年6月号)より

 上記の記事「どっちがエコ? 男性と女性」は、『日経エコロジー』2010年6月号に掲載された記事です。なお、記事中に記載した内容については、『日経エコロジー』2010年6月号掲載時の内容となっております。
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