文/川端由美・モータージャーナリスト
EVのテコ入れを急ぐ自動車メーカー各社の動きが目立ってきた。米EVベンチャーのテスラ・モーターズは、ダイムラーに続きトヨタ自動車からの出資も引き出した。フォルクスワーゲン(VW)もEV拡充を急ぐ。

ダイムラーに続き、トヨタ自動車からも出資を引き出したテスラ・モーターズ。EV市場で独自の地位を固めつつある
米テスラ・モーターズが、2009年5月のダイムラーとの提携に続いて、5月20日にトヨタから5000万ドル(約45億円)の出資を受け入れたことを発表した。ハイブリッドカー(HV)で先行するトヨタだが、電気自動車(EV)には消極的なイメージが強い。一方、テスラ・モーターズは1000台を超えるEVの販売実績がある。さらに、トヨタがGMと合弁で運営していたカリフォルニア州の工場(NUMII)の一部を買い取って生産拠点とする方針だ。
実は、今年に入ってEVに関する提携が増えている。2010年3月、ダイムラーが中国車メーカーのBYDと共同でEVを開発すると発表した。
ダイムラーとBYDの提携の主眼は、中国市場に特化したEVの開発にある。ボディはダイムラー、二次電池やモーターなどはBYDが開発を担当する。また、共同開発のEVの発売に当たって、新ブランドを設立する。ダイムラーはBYDの本拠地である深セン市に技術者を派遣しており、ここを開発拠点とする予定だ。



















