文/神保重紀(日経BP社 環境局プロデューサー)
中国で省エネや省資源、環境負荷の低減を目的にした都市「エコシティ」の開発が本格的に始まった。まず、天津や深圳など13カ所をモデル都市に選定し、将来的には全国100カ所に建設するという壮大な構想だ。
「中国には600以上の大都市があるが、そのうち100カ所でエコシティを建設する」。こう意気込むのは、エコシティの指標作りや都市評価プロジェクトの責任者を務める中国都市科学研究会の李迅秘書長だ。
中国で「生態城」と表記されるエコシティは、省エネや資源循環などの環境配慮と持続可能な発展の両立を目的とした都市のこと。天津や深圳など国家レベルの13のモデル都市を選び、一部では既に建設が始まっている。
その中で日本でもよく知られているのが、シンガポールが協力している「中新天津エコシティ」だ。天津近郊に人口35万人の都市を新たに建設中で、再生可能エネルギーの導入や公共交通機関の整備、環境産業への転化などに取り組む。天津の北にある唐山市の大手製鉄会社が進出した「曹妃甸国際エコシティ」は、100km2に人口100万人の巨大都市を造る計画だ。

エコシティの責任者である仇保興・中国住宅・都市農村建設部副部長(右)と、李迅・中国都市科学研究会秘書長
日経BPクリーンテック研究所セミナー「中国エコシティ(生態城)」開催



















