エコ技術・エコ製品 ニュース

2012年1月27日

九州電力、リチウムイオン電池搭載の移動できるポータブル電源装置の販売開始

 九州電力は、リチウムイオン電池を搭載した移動できるポータブル電源装置「ENEXELエネジール」を開発し、代理店6社を通じて1月27日に販売を始める。災害時の非常用電源や、都市部の深夜工事で騒音対策としてエンジン式発電機の代用電源に利用できる。研究組織の九州電力総合研究所が2007年度から開発に取り組み、製品化した。

 屋内だけでなく、工事現場など屋外でも使用できることが特長。家庭用コンセントで充電でき、キャスターが付いているため移動も容易で、移動用ハンドルがオプションで取り付けられる。非常用電源に加え、住宅街の工事や都市部での深夜作業など、エンジン式発電機の騒音や排ガスの発生が問題になるケースで特に有効となる。

 電池容量は2500Whあり、出力は1500W。ボタンスイッチを押すと100V電源を供給する。幅32cm、高さ60cm、奥行き69cm、重さは64kg。家庭用コンセントからの約9時間の充電で満充電になる。リチウムイオン電池にはバッテリー補充液の必要がないうえ、エンジン式発電機と違い、給油やキャブレター掃除が不要でメンテナンスを軽減する。

 九電は東日本大震災の際、日本赤十字社の要請を受けて被災地の救護支援にポータブル電源装置を無償で貸し出し、臨時医療施設の照明、空調用の電源に利用された。ENEXELエネジールは、福岡市で1月27〜30日開催のイベント「福岡モーターショー2012(福岡自動車博覧会)」の九電ブースに展示し、来場者らに利点をアピールする。

(日経BP環境経営フォーラム

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