エコ技術・エコ製品 ニュース

2012年1月26日

日立製作所、施設管理ソリューションを省エネ対策としてビルに導入、効果検証開始

 日立製作所は、統合型施設管理(ファシリティー・マネジメント)ソリューション「BIVALE(ビヴァーレ)」を、省エネ・CO2排出削減対策の一環として不動産事業の日本土地建物(東京都千代田区)が所有する「日土地内幸町ビル」(東京都千代田区)に導入する。両社が共同でビヴァーレによる省エネ効果の検証を2月1日に始め、他のビルでの利用を検討する。

 ビヴァーレは、複数のビルや事業拠点のエネルギー、セキュリティー、設備をインターネット利用して一元管理する仕組み。遠隔地からパソコンを使ってビル内のエネルギー使用状況や、設備の稼働状態が分かる。ビル内の各テナントは、電灯、コンセント、空調のエネルギー使用量が1時間単位で閲覧でき、データを基にエネルギー使用量を分析して省エネ活動につなげられる。

 日土地は現在、1カ月ごとのエネルギー使用量の報告をテナントに求めているが、タイムリーにエネルギー使用量を把握して削減したい、との要望があり、ビヴァーレの導入を決めた。同時に、空調設備の動力源になっている中央熱源機器の高効率運転制御も目指す。試算では、ビヴァーレを活用して運転制御すると、中央熱源機器の一次エネルギー使用量が年間約4%、費用が同約19%削減できる。

 日立と日土地は、日土地内幸町ビルへのビヴァーレ導入で得られる効果を検証。結果を基に日土地は、自社の他のビルでの省エネ・CO2排出削減に向けて展開を検討する。日立は実際の運用を通じて明らかになるニーズや課題などを分析し、ビヴァーレの一層の機能強化に生かす。日土地内幸町ビルは11階建てで、延べ床面積は1万5341m2。1974年7月に完成した。

(日経BP環境経営フォーラム

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