三菱電機は、住宅の24時間換気システムで、熱交換の換気によって冷暖房費を節減する「ロスナイセントラル換気システム」の新商品「天井カセット形」を4月1日発売する。温度交換効率を向上させると同時に騒音を低減した。熱交換器を大きくすることで効率を高め、省エネ法で定める一戸建て住宅のトップランナー基準にも適合した。
ロスナイセントラル換気システムは、換気の際に屋外に捨てられる室内の暖かさや涼しさを熱交換器で回収し、給気に戻して省エネを図る仕組み。住宅購入者の節電や健康志向から注目されている。カセット形は排気口が住宅内に露出するため、埋め込み形と比べて運転音の漏れが大きく、音の低減が課題だった。新商品は省エネ性能を高めるとともに低騒音にしてニーズに応えた。
熱交換器は、大型化で温度交換効率を約17%向上。熱交換換気がない場合と比較して年間の冷暖房費を約9900円節減できる。温度交換効率は、弱運転で76%、強運転で65%と、一戸建て住宅のトップランナー基準になっている65%以上を達成した。2011年10月に始まった環境配慮型住宅の新築・リフォームにポイントを発行する「復興支援・住宅エコポイント」制度にも適合する。
騒音の低減は、風路構造と羽根(ファン)の改良などで実現した。カセット形として業界で初めて、給気モーターに加え排気モーターを設置した2モーター・2ファンを採用し、本体内部の風の通り道を最適にしたほか、ファンの羽根を大きくして低速回転で運転できるようにした。運転音が漏れる部分と排気口をずらし、防音効果も高めた。10万2900円。年間2500台の販売を目標にしている。
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