エコ技術・エコ製品 ニュース

2012年1月26日

日産自動車など、EVタクシー運行最適化システムの実証実験を京都と大阪で実施

 日産自動車、兼松など5社は、電気自動車(EV)タクシー運行最適化システムの実証実験を京都、大阪府で実施する。利用者のスマートフォン(多機能携帯電話)などとEVタクシーの車載端末を連携してマッチングすると同時に、EVタクシーの航続距離を管理する。実証期間は1月30日〜2月29日となり、2府のタクシー事業者29社、計45台が参加する。

 EVタクシーの事業モデルの構築と普及促進が狙い。呼び出し、配車、航続距離の計算や充電器の認証・予約などの機能によって適正な配置や充電を管理するシステムの開発・活用を目指す。運行最適化システムは「EVOT(EVオンデマンドタクシー)システム」と呼び、スマートフォン、タブレット端末用の呼び出しアプリと、タクシーの車載端末用アプリを相互につなぐ。

 タクシー利用者は、周辺のEVタクシーの位置をアプリで確認しながらどこからでも呼び出すことができ、乗車による環境貢献度も分かる。システムは、目的地に着いたEVタクシーの航続可能距離を算出し、充電が必要な場合には急速充電器を予約してドライバーに案内。充電の待ち時間を削減するとともに適切なタイミングで充電できるようにして効率的な走行につなげる。

 アプリに加え、京都駅、大阪駅をはじめ2府のショッピングモール、ホテル、観光施設などにEVタクシーの呼び出し端末を設置し、幅広くデータを集める。環境省の「温暖化対策技術開発等事業・EVタクシーの実用化促進と運用方法確立のための実証研究」として行う。日産、兼松のほか、システム開発のモーション(東京都台東区)、タクシー運行ソフトのシステムオリジン(静岡市清水区)、環境事業のリサイクルワン(東京都渋谷区)が参加する。

(日経BP環境経営フォーラム

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