住友商事は、米国ペンシルベニア州の新型天然ガス、シェールガス開発プロジェクトの権益30%を1億9400万ドル(約175億円)で取得し、米国の独立系ガス開発会社、レックス・エナジーがマーセラス・シェール・フィールドで進めている開発計画に参加する。10年間で約12億ドル(1000億円)を投資して1100本以上の井戸を掘る。
マーセラス・シェール・フィールドは、同州をはじめウエストバージニア、オハイオ、ニューヨークの米国北東部4州の総面積24万5000km2に広がるシェール層。埋蔵量が豊富なうえ米国北東部の大消費地に近く、高収益が見込める。住商は今回、採掘が最も盛んなエリアの1つ、ペンシルベニア州南西部に参入する。
住商は、レックスが保有するリース権、生産中の天然ガス資産など既存の権益と、新たなリース権を取得。新規リース権は、住商が資金を出してレックスと共同で入手し、既存資産、新規リース権によって同フィールドの複数エリアで2010年から10年間、開発する。住商の持ち分ベースでの開発エリアは約89km2。ピーク時の生産量は原油換算で約840万バレル。
シェールガスは、地下のシェール(けつ岩)層に閉じ込められてたまっている天然ガス。かつて採掘が困難だったが、近年の技術革新で経済的な開発が可能になり、投資企業が増えている。住商のシェールガス開発は、日本企業初の2009年12月の米国テキサス州に続き2件目。日本の商社では、三井物産がペンシルベニア州、三菱商事がカナダ・ブリティッシュコロンビア州で参画。各社ともシェールガスへの取り組みを急ピッチで進めている。(日経BP環境経営フォーラム)
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