東芝は、独自のリチウムイオン二次電池「SCiB」を、自転車部品大手のシマノへ、電動アシスト自転車用コンポーネントのバッテリーシステムとして供給する。SCiBの長寿命性能と、急速充電性能が評価された。急速充電性能は、回生充電機能の向上につながる。
SCiBのセルを組み合わせた電池モジュールを供給する。走行中やブレーキ時のエネルギーを電力に変えて充電する回生機能を備え、急速充電性の高いSCiBと、回生効率が高いシマノのモーター、インバーターシステムによって走行距離を伸ばす。電池モジュールは、シマノが欧州の電動アシスト自転車市場向けに、年内に供給開始する製品に搭載される。東芝は、シマノの展開に対応して供給量を増やしていく。
SCiBは、東芝が開発した新型の二次電池で、「Super Charge ion Battery」の略。新材料の採用などによって熱暴走を起こしにくい構造にして安全性を高めた。充放電6000回以上の長寿命、5分での急速充電、高出力、氷点下30℃でも動作することなどが特長だ。
東芝はSCiB事業に注力し、1月に沖縄電力が実証試験用の蓄電ユニットに採用。4月には本田技研工業から、12月に発売するビジネス用電動バイク「EV-neo(イーブイ・ネオ)」用に受注。さらに三菱自動車と電気自動車への搭載に向けてSCiBを使った電池システムを共同開発している。電動車両向けや電力貯蔵用に受注、提案活動を積極的に行い、2015年度に売上高2000億円を目指す。(日経BP環境経営フォーラム)
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