パナソニックは、自社のリチウムイオン蓄電システムと、子会社になった三洋電機の太陽電池を組み合わせたシステムの実証試験を、リチウムイオン電池の主力生産拠点、住之江工場(大阪市住之江区)で始めた。リチウムイオン蓄電システムの充放電検証や信頼性評価を目的にデータを計測。家庭用蓄電システムとして試験を行い、結果を踏まえて2011年度の事業化を目指す。
実証試験は、発電能力2.8kWの太陽電池パネルと、蓄電能力6kWhの蓄電システムを同工場内に設置し、事務棟で使う電力の一部を賄いながら実施する。蓄電システムは開発中のリチウムイオン電池モジュール4個と充電器で構成。太陽光発電との組み合わせによるリチウムイオン蓄電システムの充放電や、長期間の連続稼働での信頼性を調べるため、太陽電池からの出力電圧、電流、蓄電池の充放電特性のデータを収集する。
リチウムイオン蓄電システムのモジュールは、ノートパソコンに使用される18650サイズのリチウムイオン電池140個で構成。ニッケル系の正極を使い、高容量・高耐久性が特長。このモジュールを組み合わせると、家庭用の蓄電や電気自動車の動力源などさまざまな利用が可能になる。今回の実証試験はそのうちの1つ、家庭用の蓄電システム。
パナソニックは、三洋電機を子会社にしたことでエネルギーをつくってためる仕組みと、省エネ機器、エネルギーマネジメントシステムを保有。今回、事業化をにらんで三洋電機の太陽光発電と自社の蓄電システムをテストすることにした。パナソニックは、リチウムイオン電池を使った蓄電システムとバックアップ電源の需要は、2018年に現在の100倍以上の2500億円に急拡大すると予想している。(日経BP環境経営フォーラム)




















