積水化学工業は、優れた断熱・遮熱性を持つ障子シート「サーモバリア」を、クラレ子会社で不織布製品製造・加工・販売のクラレクラフレックス(大阪市北区)と共同開発した。4月1日からインターネットで販売する。夏は日射熱を約7割カットし、冬は窓付近の冷気を遮断。通光性も高く、従来の遮熱シートの約3倍。
サーモバリアは、夏の太陽光の熱を72%抑える。一般的な障子紙は54%で、日射熱の室内への浸入を従来品以上にカットする。冬は、室内の保温効果や冷気の遮断性を発揮する。光を通す性能は一般的な障子紙と同レベルで、従来の遮熱シートと比べると約3倍の明るさを実現できる。強度は一般的な障子紙の10倍で、破れにくく、からぶきもできる。
家庭用はさみで切断でき、付属の両面テープを使って障子の骨組みに簡単に張り替えられる。1枚のサイズは850mm×1770mm、厚さ2mm。2枚入り1セットで4900円。初年度2000セット、2015年に2万セットの販売が目標。積水化学工業の住宅、セキスイハイム向けのリフォーム用品や住宅関連商品を取り扱うオンラインショップで販売。セキスイハイム用に限らず一般用途でも使える。
今回の開発は積水化学が、断熱性、通光性、強度などを持つクラレクラフレックスの特殊不織布「フレクスター」に着目し、環境に配慮した住宅部材を両社で研究し、既築住宅を対象にした障子紙として開発した。高い断熱・遮熱性など環境性能に加え、強度や張り替えの容易さを併せてアピールしていく。(日経BP環境経営フォーラム)


















