パナソニック電工は、LED(発光ダイオード)照明の「EVERLEDS(エバーレッズ)」シリーズの新製品を春から順次発売し、ラインアップを2010年度で計1100品目に拡充する。改正省エネ法施行や環境意識によるLED市場の拡大をにらみ、本格普及を加速させていく。
LED照明の2010年度の製品コンセプトはエネルギー、サイズ、価格の3つを抑える(セーブする)「Triple Saving(トリプル・セービング)」。住宅分野を約280品目、店舗・演出分野を約460品目、ビル・オフィス分野を約120品目、景観・道路分野を約240品目とする。新製品の目玉は、住宅分野のセンサーと一体型のダウンライトや、1個のLEDによるコンパクトな住宅用ダウンライト「HomeArchi(ホームアーキ)」など。
センサー一体型のダウンライトは、屋内用と屋外用計4品目を7月21日に発売。60Wの白熱灯と同程度の明るさ。業界で初めて住宅用LEDダウンライトでセンサーを中央に一体配置し小型化した。点灯・消灯をセンサーが制御して必要な時だけ点灯し、消し忘れによる無駄な電力をカットする。屋外用を使用した場合の年間電気代は、1日10時間の点灯で白熱灯が3700円となるところを、LEDなら650円となる見込み。センサー一体型LEDなら、1日4時間程度の点灯となるため、年間電気代は160円程度になるという。
ホームアーキは、60Wの白熱灯相当の明るさを業界で初めて1個のLEDで実現した。12品目を4月21日から順次発売する。現行品の6個のLEDを1個にすることで埋め込み穴直径を100mmから85mmにし、器具の面積を約30%削減。コンパクトなデザインを可能にした。さらに反射板の角度最適化などで、住宅でのLED照明の課題とされるまぶしさを軽減。光拡散、集光など用途に合わせて3タイプ用意した。消費電力は白熱灯60形に比べて85%削減できる。
同社は今後各分野で一層LEDの普及が進むと判断し、品目を拡充させることにした。海外にも進出し、中国での道路灯分野をはじめダウンライトを中心にアジアで展開。LED照明器具とLEDデバイスを合わせたLED照明事業で2012年度に350億円(国内器具250億円、海外器具とデバイス100億円)の売り上げを目指し、2015年度には1000億円(同700億円、同300億円)へと成長させる計画。(日経BP環境経営フォーラム)


















