国際航業は、東京都北区のJR赤羽駅東口「スズラン通り商店街」で、街路灯のLED(発光ダイオード)からのデータ通信によるサービスの実証実験を、2月26日から3月5日まで実施する。街路灯にLEDを採用したことで広くなる電球周辺の空いたスペースにセンサーや人間の目に見える可視光通信のモジュールを設置。各種のサービスを提供する。
街路灯を従来の水銀灯からLEDに変更すると消費電力を約3〜4分の1低減できるため、各自治体でLED化が進んでいる。LEDユニットへの交換で電球の周りにできる空いている空間を有効活用。各種のセンサーや可視光通信などのモジュールを設置する。可視光通信はLEDの点滅をデータ通信に利用してさまざまな情報を伝える仕組み。
店舗近くのLED照明を点滅させることで、街路灯からAR(拡張現実技術)端末に特売情報などのデータを送信して、端末に表示させることで「商店街の活性化」を実現するという。また、ブザー付き端末を利用して、不審者を発見した際にブザーを押すと照明が点滅して周囲に知らせるほか、危険地域に入ると照明からデータを送ってブザーを鳴らす。端末は一般に貸し出す。
LED可視光通信を利用した屋外でのサービスの実証実験は珍しいという。実験は、総務省から受託した「ICT(情報通信技術)経済・地域活性化基盤確立事業」で、監視・防犯カメラ製造販売のパナソニックシステムネットワークス(東京都目黒区)、データベース・ソリューションのジー・サーチ(東京都港区)、プラスチック光学部品のナルックス(大阪府島本町)と協働で実施する。実験を通してLED街路灯を使った各種サービス提供の基盤を整備する。(日経BP環境経営フォーラム)
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