富士通は,環境に配慮した新たなデータ・センター「館林システムセンター新棟」を開設した。電源や空調などのファシリティの電力使用量を,1995年に開設した既存の「館林システムセンター(旧棟)」に比べて約40%削減した。
電力使用量の削減に最も貢献したのは,空調システムの改良である。冷えた外気を活用したり,冷却した空気とサーバによって暖められた空気の通り道を分けたり,冷凍機やUPS,変圧器に高効率な設備を導入するなどして実現した。
このほか,サーバの数が増えた場合に備え,現在の空調システムを補う「局所空調システム」を開発中である。サーバ・ラック上部の空いたスペースに設置し,局所的に発生した熱だまりの解消に役立てる。
空調システムの運転を最適化するために,温度や風量,電力などを監視するさまざまなセンサーを設置している。例えば温度センサーでは,光ファイバーを利用して10cmメッシュでの温度測定を可能にする計画である。光ファイバーにレーザー・パルスを入射し,戻ってきたラマン散乱光の強度から温度変化を検出する。空調システムの管理のほかに,サーバの異常検出にも活用できるという。


















