2009年05月18日

トヨタ,電池以外を改善したプリウス向けハイブリッド・システムについて講演

 トヨタ自動車は,電動車両のシンポジウム「EVS24」(2009年5月13〜15日,ノルウェー)において,新型プリウスのハイブリッド・システム(新THSII)について講演した(Tech-On!関連記事)。新THSIIの狙いは三つあり,「燃費を改善すること,小型化により他車両への搭載を容易にすること,各国の排出規制を満足すること」(トヨタ自動車)である。このため,大幅な軽量化と小型化を実現した。質量は17%軽く,体積は13%小さくなった。ハイブリッド・システムを構成するNi水素2次電池やインバーター,モーター,トランスミッションのうち,電池以外の改善効果分が大きいという。

 新THSIIでは従来のTHSIIと比べて,小型化を実現しつつ高出力化した。システムの電圧を高めたことと,モーターにリダクション・ギアを搭載したことによる。電圧を500Vから650Vに高めることで,モーターの出力は50kWから60kWに向上した。リダクション・ギアを搭載することで,モーターの最大電流は230Aから170Aに,最大トルクは400Nmから207Nmに下げられた。リダクション・ギアのギア比は2.936である。モーターについては,集中巻き線方式にすることで幅を37%小さくした。


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