●携帯電話やデジタルカメラ、携帯音楽プレーヤー――身近に使用しているこれら小型電子機器に含まれているレアメタル(希少金属)は、今までリサイクルされることなく、一般廃棄物として埋め立て・焼却処分されていた。
●資源供給を輸入に頼る日本産業において、レアメタルの安定供給は重要な課題の1つになっている。このような背景から、小型電子機器を回収し、ためておくことで資源として再利用する取り組みが徐々に注目され、実現化しつつある。2008年12月、経済産業省と環境省は共同で約3年間のレアメタル回収のモデル事業を行うと発表した。2009年から秋田県、茨城県、福岡県の3カ所でモデル事業が開始される。
●国の取り組みに先駆けて、2006年から小型電子機器の回収を推し進めてきたのは、東北大学 多元物質科学研究所 資源変換・再生研究センターの中村 崇教授だ。前編に引き続き、中村氏にレアメタル回収の現状や課題、今後の動向などを聞いた。
取材/板垣 朝子、染谷 奈津枝 構成・文/板垣 朝子 写真/佐藤 久
東北大学 中村崇教授



















