今回のニュース
2009年6月11日の日本経済新聞夕刊が、「新興国などのエネルギー消費、先進国を初めて上回る」という見出しで、途上国におけるエネルギー消費の伸びを報じた。今後、途上国ではさらなる人口増加が確実視されており、各国も対策に乗り出している。そのなかでも高い効果が期待されているのが、自然エネルギーの拡大と省エネの普及で、2009年6月7日日経新聞朝刊では中国の風力発電増強計画を、また、2009年5月31日日経新聞朝刊では同国による省エネ計画を紹介している。
深刻さ増すこの問題を解決するためには、途上国自身の努力はもちろんのこと、先進国によるサポートが不可欠となるだろう。
深刻さ増す途上国のエネルギー需給問題
石油メジャーの英国BPが発表した「2009年世界エネルギー統計」によると、2008年におけるエネルギー消費量は、新興国などが先進国を初めて上回った(2009年6月11日日本経済新聞夕刊)。2008年の世界全体のエネルギー消費は前年比1.4%増の112億9490万t(石油換算)であり、経済協力開発機構(OECD)加盟国は1.3%減の55億840万tに対して、非加盟国は4.5%増加して 57億8650万tだったという。
かねてから、途上国のエネルギー消費の伸びが地球の未来を大きく左右すると考えられており、いよいよその心配が現実味を帯びてきたようである。途上国における一人あたりのエネルギー消費量は、先進国に比べればはるかに少ないとはいえ、これからの人口増加を考えれば、途上国でどれだけ自然エネルギーに切り替えることができるのか、省エネルギーが進むかが関心の的になる。そこで今回は、途上国の自然エネルギー利用と省エネに焦点を当ててみよう。
まずは中国である。2009年6月7日の日経新聞朝刊は、2020年までに風力発電の発電能力を、現在の8倍に相当する1億kW超に増やすという中国政府の計画を紹介した。これが実現すれば、中国の電力全体に占める風力発電の比率は7%近くまで上がる(現在は1.5%)という。さらにこの記事では、 2008年末の中国の風力発電能力が1221万kWで、米国、ドイツ、スペインに次ぐ世界第4位だという世界風力エネルギー協会(WWEA)のデータを紹介している。
>> 全文は「地球環境問題―新たなる挑戦― ECOマネジメント」でご覧になれます。



















