戦車と同じハイブリッドシステム
ハイブリッド車や電気自動車(EV)の話題が続きましたが、久しぶりに水素エンジン車に試乗してきました。マツダの「プレマシーハイドロジェンREハイブリッド」です。ベースモデルはミニバンの「プレマシー」で、5月から法人向けにリース販売を開始したばかりの最新モデルです。
マツダは、水素ロータリーエンジン搭載の「RX-8ハイドロジェンRE」を水素燃料推進国のノルウェーで試験導入しており、現地では人気を博しているそうです。今回試乗したプレマシーハイドロジェンは、水素燃料対応のロータリーエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデルですから、純粋に水素エンジンを動力源とする水素エンジン車とは少々異なります。
ハイブリッドシステムを採用したのは、水素燃料エンジンに限らず、何らかの動力源に対応するハイブリッドのプラットフォーム、あるいはバッテリーを搭載したEVのプラットフォームを完成していると誇示したかったからでしょう。プレマシーハイドロジェンは駆動力のすべてを電気モーターがまかない、水素ロータリーエンジンは発電機としてのみ稼動させるというシリーズ方式のハイブリッド車となっていました。
シリーズ方式のハイブリッド車としては、破綻したゼネラルモーターズが「ボルト」という商品名で、2010年の発売を計画していましたが、実は米軍が戦車で活用しているシステムでもあります。その他にも潜水艦や鉄道車両などに使われている例があり、パワーソースとしてはそれほど珍しいわけではありません。
プレマシーハイドロジェンには150Lの水素燃料タンクと、25Lのガソリンタンクが用意されています。水素燃料のみの航続距離は200km(10・15モード燃費)。ガソリン燃料では400km(10・15モード燃費で15km/L)走行できるので、合計600kmの航続距離を確保できたとのことでした。





















