岩堀良弘:発電マンの太陽光発電塾

2009年1月28日

第17回 住宅用太陽光発電システムの施工について(パート1)

太陽電池モジュールは
落ちないのか?

 太陽電池パネルが屋根に付いているのを一般の方が見ると「どうしてあんなに平らなものが屋根にくっつくのか?」と疑問に思うようです。中には心配になる人もいるらしく「台風で飛んだりしませんか?」とか「地震で落ちてきたりしませんか?」という質問を時折聞きます。

 「モジュールはただ屋根に置いてある訳ではなく、屋根面とがっちり接合する形で設置してあるので、きちんと施工すれば風で飛ぶこともないし、地震で落ちてくることもありませんよ」と説明をするのですが、なかなか不安は消えないようです。 実際に私は新潟地震が起こったとき、現地の太陽電池が載った家を取材して回りましたが、私の知る限りでは地震でモジュールが落ちたなどという話は聞いたことがありません。

 とはいっても、「屋根に物を載せる」という行為そのものが、知らない方にとっては何となく不安を呼び起こすものであることは否めません。そこで、このコラムでは今回から3回にわたって、太陽電池モジュールがどのように屋根に設置されるのか、その施工方法について述べたいと思います。施工の理屈が分かれば、安心していただけるでしょう。

 さて、屋根への施工方法について語る前に、どうしてもまず先に勉強しておかなければならないことがあります。それは屋根に関する基本的な知識です。建築業界には業界だけの専門用語もたくさんあり、また工法の種類や屋根の材質など数え上げたらきりがないほどありますが、最低限知っておいていただきたいことに絞って、説明をします。

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